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聖ヶ塔病院 リハビリテーション部

聖ヶ塔病院リハビリテーション部スタッフ(2025年05月撮影)

リハビリテーション部の特徴

患者さんの多くがリハビリテーション目的で入院されます。回復期リハビリテーション病棟では、日曜・祝日も含めて365日訓練を実施しています。

生活に密着したリハビリテーションを実施し、早期に日常生活動作能力の向上を目指し、地域に復帰できるように力を入れています。特に退院された後の生活を重要視し、入院早期から自宅の環境を調査し訓練に取り入れています。

また、リハビリテーションを受けられる方の気持ちを大切にし、患者さんに寄り添ったリハビリテーションができるように務めています。その為、患者さんがこれまでどのような暮らしを送られてきたのか等のエピソードを、家族の方にもカンファレンス等でお伺いしています。可能な限り患者さん・家族の希望が叶うよう専門的な視点からアプローチさせていただきます。

患者さんの能力を最大限の回復を図る事を目標に、リハビリテーション治療を提供させていただきます。また、長期療養が必要な患者さんに対しては、短期間でもご自宅で過ごせないかの検討や、生活の中で苦痛の少ない時間を送れるよう二次的合併症の予防(離床、褥瘡予防のための体位交換等)に取り組んでいます。

お知らせ

★令和7年度 新入職員 入りました★

リハビリテーション部に新しく理学療法士4名が入職しました。どうぞよろしくお願い致します。

★家族指導実施しています★

退院後、ご自宅でのリハビリテーション方法や介助方法について、ご家族へ指導致します。ご面会時にリハビリテーション訓練風景も見学できますので、スタッフまでお声掛けください。

★職場における腰痛予防宣言!銀メダル認定施設になりました★

令和6年度腰痛予防に対しての取り組みが評価され銀メダル施設認定証をいただきました。
銀メダル

理念

あなたらしく、地域の中でいきいきと暮らせるよう、安全かつ最適なリハビリテーション技術で支援します。

基本方針

  1. 外来・入院から在宅生活まで幅広く、一人ひとりのニーズに対応します。
  2. 患者・利用者のため、医療人として専門技術とチーム力を高めます。
  3. リハビリテーション実施にあたり「患者さんの権利と責任」の宣言を守り、相互の信頼関係を築きます。
  4. 一人ひとりが役割をもち、協働し元気ある職場を目指します。

施設基準(令和7年4月現在)

  • 脳血管疾患等リハビリテーションⅠ
  • 廃用症候群リハビリテーションⅠ
  • 運動器リハビリテーションⅠ
  • 呼吸器リハビリテーションⅠ
  • 回復期リハビリテーション入院料Ⅰ

当院のリハビリテーションの流れ

入院

聖ヶ塔病院リハビリテーションの流れ(入院)

外来

聖ヶ塔病院リハビリテーションの流れ(外来)

※待ち時間が発生しないよう予約制としています。

※予約変更時は、担当スタッフまでご連絡をお願い致します。

各種資格(令和7年4月現在)

登録理学療法士、認知症ケア専門士、3学会合同呼吸療法認定士、心不全療養指導士、日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士、協会指定管理者初級、協会指定管理者上級、地域ケア会議推進リーダー、介護予防推進リーダー、フレイル対策推進マネジャー、がんリハビリテーション研修修了、生活行為向上マネジメント研修修了、福祉住環境コーディネーター、熊本訪問リハビリテーション研修協議会実務者研修会修了、訪問看護養成研修2級、介護支援専門員、介護福祉士


登録理学療法士資格取得支援のため、実地研修や症例検討、更新ポイント取得研修を実施しています。

臨床実習教育体制

後進育成のため、臨床実習生を受け入れています。実習指導者の指導の下、安全に配慮しながら実習生による評価・訓練を実施させていただきます。ご理解・ご協力をよろしくお願いします。


臨床実習指導者講習会修了者多数。養成校教員経験者2名在籍。

令和6年度臨床実習指導 15名。

地域活動

  • 地域密着リハビリテーションセンター登録
  • 自立支援型地域ケア会議助言者として参加
  • 地域サロン事業への参加
  • くまもと元気くらぶへの協力 など
地域活動の様子

リハビリテーション部実績(令和6年度)

  1. 総実施単位数(1単位は20分)
    97,982単位
  2. 処方数(リハビリテーション治療を実施した患者さんの数)
    29,242
  3. 退院患者数
    268名(在宅復帰率:65%)
  4. 患者満足度
     86.8点(100点満点)

回復期リハビリテーション実績統計(令和6年3月)

  1. 入院患者平均年齢
    85歳
  2. 平均在院日数
    68.6日
  3. 在宅復帰率
    86.0%
  4. FIM
    入院時FIM 50.4点 退院時FIM 89.2点 利得38.8点 FIM効率 0.57
  5. 平均実施単位数(1人1日あたり、1単位は20分)
    6.5単位
回復期リハビリテーション実績統計(令和7年1月)

リハビリ室および訓練機器などのご紹介

リハビリテーション室は、1階に理学療法室、2階に作業療法室と言語聴覚士室を配置しています。理学療法室では、主に身体機能や体力・筋力の向上を目指すための機器を導入しています。作業療法室では、実際の日常生活に近い環境で訓練ができるよう畳間や調理場等作業活動設備を備えています。言語聴覚室は個室を5部屋備えています。

導入機器

  • 各種パワーリハビリ機器
  • ホグレル
  • トレッドミル
  • 自転車エルゴメーター
  • 心肺運動負荷試験(CPX)
  • 免荷式リフト歩行器POPO
  • 各種物理療法機器

(理学療法室)

広々とした訓練室です。天気が良い日は窓から雲仙普賢岳が見えます。

理学療法室

各種パワーリハビリ機器・ホグレルを導入しています。

各種パワーリハビリ機器・ホグレル

心肺運動負荷試験(CPX)

呼気ガスモニターと呼ばれる機器が空気の流量やガス濃度を感知し、体にどのくらいの負担がかかっているか調べる検査です。検査結果を元に、安全に運動ができる運動負荷量を設定します。

心肺運動負荷試験(CPX)

(作業療法室)

調理・畳間・作業活動設備を導入しています。

作業療法室

(言語聴覚室)

個室を5室設置しています。

言語聴覚室

各療法紹介

理学療法

病気や事故により身体に障害のある方に対して、医師の指示のもと、運動療法、物理療法、日常生活訓練動作などの方法により、基本的な動作能力の回復を目指します。

理学療法の様子
理学療法の様子

作業療法

病気や事故により身体に障害のある方に対して、医師の指示のもと、作業活動、日常生活訓練動作、家事動作訓練などの方法により、応用的な能力の回復を目指します。

作業療法の様子
作業療法の様子
作業療法の様子

言語聴覚療法

病気や事故、または先天的障害によりことばや飲み込みに障害のある方に対して、医師の指示のもと、言語聴覚療法・摂食機能療法等により、その方に合わせたコミュニケーション方法や栄養摂取方法の確立をめざします。

言語聴覚療法の様子
言語聴覚療法の様子

★外来での嚥下造影検査(VF)実施できます★

入院患者さんだけでなく、飲み込みにくさを抱えている地域の患者さんに、安全な食事の姿勢や食べ方の方法をお伝えします。訪問看護や訪問リハ介入事例にも対応しています。

嚥下造影検査(VF)の様子

家屋調査

入院訪問指導・退院前訪問指導

回復期リハビリテーション病棟では、必要に応じて入棟7日以内に入院時訪問指導を実施しています。ご家庭の段差などの環境を評価してリハビリに活かしています。

家屋調査の様子

教育体制

新人教育

同法人である西日本病院と他職種合同研修会を実施します。法人の理念を学び、チーム医療への理解を深めます。社会人としての自覚、基本的な知識・技術の修得を目指します。プリセプターシップ制度を導入し、経験者からマンツーマンで指導を行います。

部門教育

年間計画を立て、部全体で勉強会を定期的に実施しています。生涯学習に努め、知識・技術の向上を目指しています。職種別での勉強会や症例検討会も定期的に実施しています。

他病院・施設研修

西日本病院(熊本)、ちゅうざん病院(沖縄)、宜野湾記念病院(沖縄)

在宅チーム(訪問リハビリ・通所リハビリ)

訪問リハ

訪問リハビリテ―ションでは2名のスタッフを配置しています。ご自宅や住宅型有料老人ホームなどを訪問し、リハビリテーションを行います。利用者に対する運動機能面へのアプローチや自主訓練の提案、家事動作の練習、会話の練習などご自宅で困っていることに対しての方法の提案や練習を行います。また、ご家族などへ介護量軽減のためのアドバイスや手すりの位置の提案など環境調整を行います。

訪問範囲

熊本市(西部)、玉名市、玉名郡玉東町  ※他近郊はご相談下さい。

医療保険での訪問リハビリテーション

介護保険をお持ちでない方も利用が可能です。詳しくは訪問リハビリテーションまでお問い合わせください。

  • 訪問リハビリ風景
  • 訪問リハビリの様子

通所リハビリ

通所リハビリテーションでは4名のリハビリスタッフを配置し、通いの場でも専門的なリハビリテーションが実施できるようにしています。マシーンを使用したトレーニングも行っており、体力や日常生活動作能力の向上を目指しています。機能的な訓練だけでなく、自宅の生活で問題となっていることに対してアプローチし、在宅生活の安定を図っています。また、季節に応じた野外活動やレクリエーションなども取り入れ、利用者の楽しみつながるように心がけています。

利用者の目標達成に向けて

通所リハビリテーション利用開始時に、日常生活の目標や在宅生活での目標を設定し、目標が達成できるようにリハビリの内容を決定しています。自立した生活を送れるようになり、通所リハビリテーションを卒業できることが最終目標となります。

通所リハビリの様子

在宅復帰・日常生活動作向上・生活の質向上に向けてスタッフ一丸となって頑張ります!

聖ヶ塔病院リハビリテーション・病棟スタッフ
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